Day 126, Tue, KILIMANJARO Day 5 「 キリマンジャロのサミットで何を感じたか」
オハマンジャロ。
20時過ぎから3時間ほど仮眠の予定が、周りのテントがガヤガヤしてて全く落ち着けず、寝れずに、むしろイライラして23:30を迎えました。。
ミヒャエルも全然眠れなかったらしい。
で、少しお茶を飲んで軽食をとってから、いざ、頂上アタック開始!!!
約6時間かけて頂上を目指す。
暗くて何もみえマンジャロ。。
で、かかりました高山病。笑
いやマジ、ガイドのパトリックのスピードが早すぎッスわ。
けっこう後発のほうだったのに、いつのまにかトップになってたからね。笑
脚が一瞬「フワッ!」って軽くなって、自分の脚じゃなくなった感じ。
それ以降のことはほとんど覚えていない。笑
ただ脚が勝手に動いている感覚だけは覚えてる。
ミヒャエルがいうには「あるくロボットみただったよ」とのこと。
普通ならここで下山するのがガイドの勤めらしいけど、パトリック、そんなのおかまいなし。笑
歩く歩く。
ちょっと休憩しては歩く。
その都度、「ここどこ?頂上まであとどんくらい?」と聞き続ける自分。笑
まぁそんなクッソしんどい思いをしながらも、頂上まであちょっとのステラポイント5739mに到着。
ここいらで若干、意識が戻りかける。
もちろんダイナモックスは接種していない。買っ解きゃ良かった…笑
ここから頂上のUHURU PEAKを目指すんだけど、これがめちゃ長く感じた。
ちょうど中間地点で吐いたし。笑
ミロとMarsが出てきたことを鮮明に覚えてる。笑
けど絶対に登ったる!って気合いで歩き続ける。
不思議とここいらの記憶はちゃんと残ってる。
何度か倒れそうになりながらも、懸命に歩き続けた。
…そしてついに、僕はキリマンジャロの頂上に立った。
このマークを見たとき、一瞬にして今までの苦しさが吹き飛んで、嬉しさで涙が出てきた。
多分、こういう感動は今まで無かった、もしくはあってもすっごく前のことで覚えてないくらい、嬉し涙だった。
鼻水垂らしながらゲロで汚れた僕の顔に構わず、抱擁してくれたミヒャエル、パトリック、スワレ、ジョニーの優しさはずっと忘れないと思う。
感動しかないです。
トップのパーティーの次の組でした。笑
パトリック歩くペース早すぎやわ。笑
一緒に登った5人で。
ジョニー、僕、パトリック、スワレ、ミヒャエル。
スワレ笑
ずっと励まし続けてくれたジョニーと。
この経験は一生の宝です。
頂上は永久凍土なんかな?
ちょうど日の出。
最高に綺麗でした。
この雪も年々減ってるそうです。
頂上にいたのは15分ぐらいかな?
めっちゃ短かった。笑
下ります。
パトリックが雪の上に AKIRAと名前を書いてくれました。
上りもキツかったけど、下りもキツい。笑
頂上に立った時の興奮で体調が戻ったかに思ったけど、だんだんと足取りが重くなる。。。笑
さっきのステラポイント。
めっちゃ頭痛くて体がダルくなる。
ありがとうステラポイント。
こっからがキツかった!笑
マジで行きはよいよい帰りは怖い状態。
この急斜面を約3時間、下り続けマッスル。
まぁ下れない。
脚がフラつく。
スワレとジョニーの手を借りながらゆっくりおります。
何度も休憩をはさみながら。
降りてるときにこの6時間で登った山を見たけど、ごっつい登ってたんやなぁと感嘆した。
と同時に、こんな急斜面をこの状態で降りるんなんて無理やわ!アカンアカン!と、一人なぜかキレてた笑
あと、途中でパトリックの友人ガイドからレッドブルをもらったけど「これ今の状態で飲んでも絶対吐くからアカンやつや!」って言ってもいいから飲め、飲まないと先に進めないとか言われて飲まされたぜよ。。
ごっつい気分悪くなったわ。。。
そんなこんなで、なんとかベースキャンプに到着。
ここで90分の仮眠。
仮眠後は、ひょうの降るなか1000m下のキャンプ地まで下山する。
下山中も頭の痛みが取れない。。
なんか体も感覚がなく、自分の体じゃないみたいな感じ。
少し違うけど、風邪の時のダルさみたいな感じかな。
途中のBARAFU HUTでようやく、体の感覚がすこしだけマシになる。
けど頭の痛みはとれない、、
あの青い屋根が今日のキャンプ地、HIGH CAMP?だ。
霧に包まれる。
本来なら、もう一つ下のキャンプ地に行く予定だったけど、天候悪化で足場が悪いのと、僕がこの状態なのでここで一晩を明かす。
テントに入ってからはずっと寝てた。
ティータイムも夕食も水以外何も摂れず、ずっと休んでた。
しかもこんな時に限って、パトリックからチップのことに関して聞かれる。
…いやいや、こんなときに聞かないでくれよ!マジ勘弁してやぁ、、
と思いながら眠りにつきました。
おやすみなさい。