Day 145, Sun, Cape Town Day 2 「僕は喜望峰で何を感じたんだろう」

おはようケープタウン。

今日は…最後の、最後のサイクリングです。
Viva Last。

朝5時30に起きてとりあえずトイレへ。
そしたら教養部のソファでカップルがキスしてた。
朝一からこれッスわ。。
…てか君ら昨夜からずっとそのソファにおらんかった?笑

昨日買っておいたバナナとサンドイッチ、オレンジジュースを体に「流し込む」。
で、ちょっとホッとして、準備して7時に出発!!!

で、昨日レセプションのジョンから「明日は自転車レースデーで、喜望峰までの道が封鎖されて、完全自転車オンリーになるんだ。」と教えてもらってた。

…自転車のレース!?!?!?
詳しくはコレに。
http://www.cycletour.co.za/

コースまで詳細に載ってる徹底っぷり。
これ、エントリーカードないけど一緒に走って大丈夫なんかな?
と、昨日から悩んでたけど、ま、悩んでてもどうしようもないしその時に考えよう!

ってことで早朝から元気なライダー達と共に走る。

スタート地点までいかず、とりあえず封鎖されてない道を走ることにしよう。

テーブルマウンテン!!

中心街から郊外へ行く道路なので、スラムっぽいとこも通る。
まじ雰囲気が荒んでる。。
…ま、ボルチモアのんがもっとすごかったけどね!

っと、軽快に走るが、、、クッソ風が強いです。。

誰だよ風速1mとか言ってたの。
5〜9mぐらいあるんちゃうか?

やっとのことで写真が撮れるような地区に出てきました。

1時間ぐらい走って、Marina Da Gamaあたりに到着。
そういえばナミビアで自転車を洗った時にチェーンオイルを塗ってなかったので、歩道でチェーンを注入。
してると、貧相なおっさんが「何か食べ物くれ。。」って言ってきたから、昨日買ったチョコレートバーをあげた。
なんかいつもなら躊躇してしまうけど、今回はスっとあげてしまった。
…なんなんだろうこの感覚。。

彼の言い方だったのか、jそれとも自分が変わったのか、、、

まぁ、やっぱお腹すいてる人はなんか掘っておけないからなぁ。。自分もそういう時に優しくしてもらってきたし。
こういうところで恩の輪廻をしていくってことなんかな。

で、ちょっと走ると、ついに出会ってしまったレースに。。
警備員に一緒に走ってもいい?と聞くと、そらアカンわ、と即答。。

どうしよ。。
他にも満ちあるけど、結局先で合流して一本道になるしな。。

一応、迂回路を教えてもらって進むけど、わざわざ遠回りするのもめんどくさいな、、
とマップを見ながら悩んでると、犬の散歩をしてた女性が声をかけてくれた。

彼女の名前はRhian。
大の自転車好き。

今の時間はやや早いライダーが走ってるから、30〜40分後の時速20〜25kmぐらいのライダー達と一緒に走りなさい。
途中から一緒に走ってもバレないから大丈夫!とのこと。

で、それまで私の家でお茶していかない?とのお誘い!!
ありがとうございます!よろこんで!!

いやまぁ、基本、人を信じる方なんでこういうお誘いにホイホイついていってしまうんスね。

歩いて30m先のリアンの家でお茶とクッキーをご馳走になりました。
旦那さんは二輪車でどっかにいってるらしく、家にはインカとジェシーというやんちゃな犬達と2匹のネコにゃんにゃんがいた。

リアンとは自転車の話をし、ケープタウンやここらへんの治安のことについて教えてもらった。
ここら辺の家の垣根が低くて中が見えやすいのは、防犯の為らしい。
ナイロビやルサカみたいに高い堀に電線でセキュリティーしたら、仮に泥棒が入ったときに外から見えなくなるからなんだって。
ただ、恐ろしいことに、向かい側のテーブルマウンテンの方は貧困層が住んでるらしく、そこからこちら側の家の様子を常に見て「チャンス」を伺ってるらしい。。。。

怖すぎやろ。

ってなことや世間話をしてたらあっという間に時間が経った。
ので、再びさっきのポイントへ移動。

リアン曰く、給水ポイントもあるし好きなだけ水分を補給しなさい。
大丈夫。何もいわれないから。
マジっすか。笑
僕、エントリー料金も払ってないんでそれはできないッスよ。笑

まぁけどとりあえず一緒に走っては大丈夫そうだから(走るだけだからね)、いってきます!
本当にありがとうリアン!!

榎Tバーションでもありがとう!

あ、ただ風には気をつけてね!
1m前進すると3m後退するぐらいの風だから!ともアドバイスを受け、いざ出陣!!

…大丈夫。
なんともない。
むしろこんないっぱいに荷物積んでるからいろんな人に声をかけられる。
やめて、なんか目立つか。笑

っという気持ちと
ウハ笑 おれっち人気者!笑
というふざけた気持ちが芽生えたことは否定しない。

流れにのって走ってると、すぐに海に出た!
なんか須磨と垂水の間みたいやん。
なんかリスボンいたいやん。

…なんかめっちゃめちゃ風キツいやぁぁぁぁぁん!!!

ひとりだと「うっわ!キッツ!!!」となってるところだけど、今日は一緒に走ってる、てか勝手に一緒に走らせてもらっているので、なんか気持ち的に楽。
気持ちよく走れちゃう。

みんなで走るのってこんなに楽しいんか!!!ってマジで感じました。

そろそろサイモンズタウン。
まえのおじさんのジャージにダイキンと書かれててパシャリ。

さーて、ここからいよいよ絶景&強風&強風ゾーンに突入!!!!!

「え!?何あの荷物もって走ってる奴!?めっちゃ早いやん!」と心の声が聞こえるくらいの猛スピードで先行車両を追い抜いていった結果。

…脚をつりました。

なのでベンチに座り、優雅にバナナを食す。優雅に。

なんとか騙し騙しに走り、美女達の応援を受け、

美脚にも応援してもらい、

やっとのことで、喜望峰の入口に。

きたぜ!
とちゅうまで超えかけてくれたおっちゃんありがとう!

おっちゃんいわく、ここいらが今日のレースの最高峰地点らしい。

入口の入園料の案内。
大人105ランド=だいたい1000円ぐらい。
てか釣り!笑

いったん、自転車乗りたちとはバイバイして入場口まで行く。
ちなみにここまでの道は一本道なので、自転車乗り以外、今の時間は来れない。。
つまり、、、、、貸し切り状態!!!!!ウハ笑

入場口で105ランドを支払い、いざ喜望峰へ!
カード払いが出来て、自転車は午後5時までに帰ってこいと言われます。

うわー、めっちゃ自転車いますやん。
向こう側。
こう見るとなんとでもない坂だけど、めっちゃキツかったであの坂。
てかいま上ってる坂のんが向かい風やからもっとキツいわ。

登ってきた坂。

たぶんあそこが今日の最高峰地点。

下ります。
けど向かい風なんで全然嬉しくない。

なんもない国立公園を独り占め。

で、踏ん張って漕いでたら脚をつった笑
久々やわハムストリングスを豪快につったの。笑

あれがケープポイントの方かな。

海がめっちゃ綺麗!

で、来ました分岐点。
左手がケープポイントで。右手が喜望峰。

ケープポイントはなんか自転車ではいけない(歩いて登らなきゃ行けない?)らしいので、今回はパス。
最終目的地の喜望峰にいくぜ!

サーファー歓喜の波。

なんか南アフリカ入ったらまた土が赤くなったぜ。

マテオ大歓喜!!

で、走ること3kmぐらい、ついに最後の目的地に着いた。
…けどなんか、目の前が駐車場て。笑
全然味気ないやん。笑

これが喜望峰の印!
いや何かマジで味気ないんスけど。。
ミスチルの"Tomorrow never knows"のあの崖のイメージを(勝手に)してたのに、何か。。笑

まぁけど、ゴールはゴールなんでいっか。
アフリカ走って1100kmぐらいだけど、ゴールしたぜ!

奥の山にも登れるぜ。

目の前は昆布だぜ。
昆布なのか。。コレ。。。

まぁ薄々気付いてたんだが、自転車で道路が封鎖されてるから、一本道であるこの公園まで来れる車がいない=人がいない=写真を撮ってもらうことができないんだがや。。。

どうしよ。。

タイマー使っても撮れる高さのものがないし。。

…と思ってたら、おじさんが突如現れた!笑
香港からの観光客っぽい。
けどなんで?と思ってたら、多分、道路が封鎖される前の朝早くに来てたんだと思う。

で、撮ってもらったぜ!
髪の毛よ。

笑顔だぜ。
けど髪の毛よ。

ま、こんなもんか。

しぶとく今度はタイマー使ってみる。

髪型よ。
波平かよ。

正面からの写真はよく見るので、裏側からの写真をどうぞ。
喜望峰からはこう見えてます。

岩山やな。

OK!!
好きなだけ写真撮って、喜望峰の雰囲気を味わえたので帰るとしよう!

途中でみつけたバブーン。
交尾してたぜ///

帰りは追い風なのでだいぶん楽ッスわー

砂が巻き上がるぐらいの風でしたからね。

戻ってきました。
ケープポイントはまた来た時に車で来よう。笑
それまでバイバイ。

ちなみに今、13時前ぐらい。
昼ご飯はおろか、水分さえも充分に接種できてない状態だったので、ツーリストオフィスにいって何か買おう。

幸い、スタッフの人がいたのでチップスとチョコレートバー、そしてアップルタイザーを購入。

…いい、生き返った〜

坂道さえも余裕!!

って思ってたら横風にチェンジ。
なんでやねん。

ほんま海が綺麗っすわー

メインロードの封鎖解除が13:30で、いま13:35。。。
けどまだ解除されてない!!
前よりは少ないけどチラホラ走ってるライダー達がいる!!!

…これは、また一緒に走れる!!

これはもう行くしかねぇ!!…けどやっぱ海が綺麗。
そらクジラも見れるわ。

猛スピードで降りていき、無事に合流。
ここらへんの人達はファンライドの人が多いから、けっこう自分が早く感じる。笑

こうやってスポンサー広告や給水ポイントが点在するぜ。
水のみたいけど参加料金払ってないから(いや知らなかったし)もちろん給水所はスルーだぜ。。のの、飲みたいぜ。。

坂道最高!!

完全に淡路島超えてますわコレ。
淡路島大好きやけど、ケープタウン最高ですわ。

このなかで走れるとかめっちゃ幸せ。
筋肉がつるとか食料とか、全然気にならない。

泳ぎてー!!!

アフリカでは砂が舞うの、めっちゃ嫌やったけど、この砂なら喜んで浴びるわ。笑

もう一度いいます。
道路は封鎖されてます。

…最高やん!
下りを好きに走れるって、最高やん!
後方からのライダーを気にするけども!

綺麗だろ。これでもiPhoneで撮ってるんだぜ。
上りだけど苦にならないぜ。

ええな〜
こんな街。

そらクジラも来ますわ(本日2回目)

けどサメっちもいるんスよねぇ〜

なんて悠長なこと言ってたら山岳コースに突入。

「…え、あっこまで登るの?マジか。。。マジか。。。!」って日本語でつぶやいてたら周りのライダーに変な顔されたぜ。。

いや、さっき脚ががつるとかwwとか言いましたがわりとマジで脚がマズい状態なんスよ。

けど、つりそうになったら停まって屈伸と伸脚してやりすごす。
うん。これでいい。ゆっくりでいいのだ。

ちなみにここいらのグループはゆっくりんグループなので、荷物を乗っけた自分でもわりとすぐに追い抜ける。

いや、追い抜きたいとかではなくて、自分のペースでいくとどうしても追い抜いてシマウマ。。

ハァハァ言いながら。笑

やっとこさ頂上。
ここいらの入り江でもクジラが見れる(らしい)掲示板があった(ような気がする)。

けどね、追い抜いたライダー達には下りで追い抜かれるんだ。
別にいいんだけど。

こっちだって速いもんね!!スピードにのったら!!
マリオカートでいうとクッパみたいな感じだからね!!

ゲートだってス〜イスイだかんね!!

あぁ、やっぱクジラ見れるんだ。

…あの山、剱岳に似てる…!気がする!

もうあと20kmぐらいだわさ。
しっかしここからの上りが一番長くてキツかったー!!
沿道の人達が音楽ガンガン流して応援してくれたり、おっさんがホースで水をBukkakeてくれたりしたんで何とか登りきれた!

あとはほぼ、下りですばい。

なのでこういうチョケた感じの人を撮れるぐらい余裕が出てきたぜ!
ほんとはもっと面白い人達がいたから彼らを撮りたかったんだけど、いかんせん自転車乗ってて写真撮ってる輩なんて見渡した限り自分しかいなかったしね!目立っちゃちょっとマズいしね!まぁけど、荷物ある時点で目立っちゃってるけどね!

ここがケープタウン近くのビバリーヒルズや!多分。

ゴー☆ジャス。

テーブルマウンテンが見えてきた♫
あっこを超えればもうゴール!

圧倒的な存在感。
それがテーブルマウンテン!

直線をぶっ飛ばせる幸せ。

ああいう看板の下をくぐれる幸せ。

お綺麗なビーチですこと。

あっちがビバリーヒルズやったかも。

信号が赤だろうが青だろうが止まらない!!!

で、もうケープタウンに入りました!!!!!!!!

…ゴールはもうすぐ。
さすがにゴールしたらマズいので、退避路を探すが…皆無。
完全に封鎖されてますわコレ。

どうしよ、、いやさすがに、、、、ゴールしたら、、、、、
と思ってたけど、ここまできたから仕方ない!

このまま突入!!!!!!!!!!!!!!!!!

奥の水色のやつがゴールっす。
…もう、いくしかない!!

ってことで、他のライダー達と一緒にゴールしちゃいました。笑
ゴールはスタジアムの目の前。

ゴール直後に完走メダル?を配布してたけど、脚がつるフリをしてスルーした笑
その後も多くのライダーがごった返すゴール付近を忍び足で(めっちゃ目立ってたけど)出口付近まで移動。

幸い、何も言われることなく出てくることができた。
良かった〜。

道路を走らせてもらって、ありがとうございました!!
今回はこんなレースがあるのなんて知らなかったので、来年はエントリーして走るようにします!

ってことで、ゴール付近から宿まで再び自転車にのって、無事、午後4時55分に帰ってこれました。

帰ってからはとりあえずシャワーを浴びて、マクドナルドに。
昼ご飯食べてなかったからね。
安定のMac Feast。

で、完走したわけだけど、明日にはもう日本行きの飛行機に乗るのでその荷物なり自転車なりの準備を。

準備してると、ほんとさっき会った日本人のおじさん達が肉じゃがとご飯を作ってくれた。感謝ッス。
お返しにパソコンの設定でお困りだったみたいで直てしんぜよう。。と思ってたけど、何か勝手に直ったみたいでした。笑 自分の出番ナシ笑

部屋に戻ると昨日仲良くなったフランス系モロッコ人のDohaと南アフリカ人のTyranと談笑。
あぁ、こうやって異国の人と話すのもあと少しかぁ。。

っとまぁ、こんな感じでした。
レースが想定外で一時はどうなるかと思ったけど、なんとかなったので良かった!笑

あぁ、、もっとケープタウンにいたい。。
が、明日の午後5時にはDepartureなんだなコレが。
ちょっといろいろと書きたいことはあるけど、さすがにつかれMAXなのでまとめは後日に。。

では、おやすみケープタウン。