Day 65, Wed, Labouheyre〜Saint-Jean-Pied-de-Port 「やっぱり、好きですフランス」
走行距離:161.15km
最高速度:58.42km
平均:18.70km
走行時間:8時間49分54秒
総走行距離:905.67km
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おはようございます。
6時30分に起床。
昨夜ににぐりは済ませておいたので、出発!!
のはずが、この部屋湿気がすごくて汗だく。。
シャワー浴びました。
まぁそんなこんなで7時45分には出発!!
うっすら、まだまだ月も出てる。
朝走るのは気持ちええー!!!
Heart of sword 〜夜明け前〜
途中の街、DAXのスーパーで見たトゥメィト
オランジーナのマエストロモデル。
マンダリンオレンジだから濃いのかな。
着色料で。笑
DAXに着くまでの前半は割と平坦な道だったけど、後半戦はやまま。
こんなアップダウンを繰り返し。
この山を越えれば…!
とおもったけど、これぜったい道違いますわ。
傾斜キツすぎ。
これは判断ミス。
ゴーロルのSaint-Jean-Pied-de-Portまであと十数キロなのに。。。
なかなか着かないぜ。
この旅初めてのマジモンのハンガーノックですわ。
頭イタくて体が動かない。。
けど、車から応援してくれたりこっちから挨拶して元気出しました。
あともうちょい。
…そして、ついにフランスのゴールである「Saint-Jean-Pied-de-Port」に到着!!!!
これは駅舎。
バイヨンからの終着駅でもある。
初めて出会った村の人からも「ボンナンチャラ!」って言ってもらって、何かゴールでもありスタートでもあると実感したわー
まぁ、ヨーロッパの駅はみんなこんなもんよね。
小綺麗な感じですこと。
ここが旧市街?というかメインの入り口かな。
やべぇ、、とりあえず着いたのはええが、宿も何も予約してないぜぇ、、、
ただいま午後の7時30分。
とりあえず(事前の情報収集でアルベルケっていう巡礼者の為の宿があるってのは知っていた。)それっぽいものを探す。
何となくこっちなんかなーと思った方向に進んで行くと、大型犬2匹と小型犬1匹と共にいる巡礼者っぽい若いご夫婦と出会う。
いまクレデンシャル(巡礼手帳)は持ってないんだけど、泊めてくれるところを探してると伝えると、宿の場所を教えてくれた。
ただ、口頭だとよく解らないぜ、、、と思ってたら、お二人+三匹が一緒に着いてきてくれて案内してくれると!
…優しい。優しいよフランス人。
男性がフィリップで、女性がノエミ。
三匹と一緒に巡礼(!!)してるんだと。
すごい。さすがです。
案内されてきたのがここ。
ジットといわれる、有料の巡礼者用の宿舎(それでもめちゃ安い。ここは夕食+朝食で15€)。
オーナーのジャンピエールにフランス語でなんかまくしたてられ(笑)、ノエミが通訳してくれるとまた何かまくしたてられ笑顔でウェルカムされた笑
初対面はややウゥ、って感じだけど、仲良くなるとめっちゃいい人、ってか表現の仕方がかわいい笑
やっぱフランス人はおもしろい。
部屋に案内され、巡礼者(初め、彼とめちゃめちゃ仲良かったので夫婦かと信じ込んでた)のブリジットと出会い、ちょうど20時からみんな会食(ジットはみんなと会食するスタイルもある)した。
ここら辺はバスク地方なんだね。
ジャンピエールのつくる料理、本当にお世辞抜きに美味しい。
店で食べるフレンチとは違った美味しさで、何か暖かい。
会話は全部フランス語だったけど、ノエミと英語の先生でもあるブリジットが丁寧に通訳してくれて楽しく会食できた。
フィリップにはワインついでもらったし。
お酒はほぼ飲まないけど、この時のワインはとても美味しかった。雰囲気のお陰かな。
片付けはみんなで分担してするんだけど、この時、宗教の話になった。
ここでは東洋と西洋の「God」(最近では辞書でも東洋はKamiと表記することがあるんだと)について説明し合うも、言葉の壁でなかなか上手く説明できなかった。。と同時に、やっぱ最低限のことは説明できるようにならなあかんと強く思った。
そんなことをシャワー中に思いつつ、床に着いた。
何か、あのとき間違って山登ったり、連続するアップダウンに「クソボケナス!!」ってさけんだりして「もうぜったいフランスなんて!!」って思ってたけど、全てこの出会いの為に用意されてたイベントだったんだなーと、しみじみと感じる。やっぱりあの時ああいう風にしてて良かった。
何か幸せいっぱいな気分で涙が出そうやったわ笑
明日はどうしようか。。
天候次第では、すぐにでもピレネー山脈を越えたいんだけどなぁ。。
けどクレデンシャルをまだ発行してないし、とあえず明日には出発する気でいよう。
では今日も一日、素晴らしい日をありがとう。
おやすみなさい。